真冬のランカスターその2(PA州)

2022年1月上旬

2日目 Kitchen Kettle Village (Intercourse)→ストラスバーグ鉄道→GAP View Farm Market→ Kitchen Kettle Village

二日目はこんな感じで観光しました。


朝はホテルで朝食を食べてから出発。

Intercourseという地域がアーミッシュの村で、そのなかにあるショッピングモール、Kitchen Kettle Village(キッチンケトルビレッジ)に行ってみることに。

車から見える周りの景色は本当~に田園地帯で、見渡す限りの平原、牛と馬、牧場のサイロ、という景色がひたすら続いています。

馬たち。

上の写真2枚を横につなげるとわかると思いますが、馬車です。
アーミッシュの人たちは車を使わないため、馬車に乗るそうです。そのため、道路でよく馬車を見かけました。また、観光用のバギーライドもたくさんあったので、観光用で走っている可能性もありますね。

ランカスターにはアーミッシュの人だけが住んでいるわけではなく、そうでない一般の人々も生活しているので、道路には車もたくさん走っているし、街にはファストフード店はもちろんTarget などのスーパーも普通に存在していました。

また、時折キックボードのようなものに乗った少年を見かけたのですが、後で調べたら馬車移動は大人用の移動手段で、子供はそのキックボードのようなもので移動するらしいです。

ちなみにアーミッシュの人たちは服装が違うので、あ、あの人はアーミッシュなんだというのが一目でわかりました。


そんな景色を見ながら、kitchen kettle villageに到着!

お店がたくさんある側の写真が一枚もなくて、、すみません。笑

安心してください。この反対側にかわいらしいお店がたくさん並んでいて、小さな村みたいになっていました。

ちなみに朝10時過ぎでマイナス8度とかそんな感じ。極寒。最高レベルの防寒で臨みました。

さ~て、お店をの覗いてみようか、と思ったのですが、駐車場の一角にふれあい動物コーナー的なものを発見!

ピグミーゴートという小さいヤギがたくさんいて、横にあるガチャポンみたいなので餌を購入して餌やりをできるようになっていました。1回25セント。

息子も親もこれにドはまりして、次の予定が迫ってきてしまったので、結局ここだけ見て終了。


お次は、ストラスバーグ鉄道(Strasburg rail road)!

Intercourseから隣町のStrasburgまで車で10分ちょい。

このストラスバーグ鉄道はアメリカで現在運行している蒸気機関車では最も古く、1832年開業で現在は観光用の保存鉄道になっているそう。
往復45分の旅!わくわく。

蒸気機関の音はものすごい迫力で、大人でもちょっと怖いくらいでした!

チケットはオンラインで事前に購入して、coach carで大人一人18ドルでした。

乗車券はfirst class とかopen airとか何種類かあるようです。

世界の車窓から、みたいな雰囲気の景色が見られます。

結構短い距離の往復ですが、一面の銀世界と蒸気機関車という組み合わせはなかなか味わえない非日常で、楽しかったです。

車内は石炭ストーブが焚いてあるのでとても暖か。

途中、道路から機関車を撮影している鉄っちゃんらしき人たちも見かけました。アメリカにもいるんですね。手を振ってくれて、とてもフレンドリー。

機関車から降りた後は、車両の連結もちょうど見ることができました。


ちなみにこのストラスバーグ鉄道、年に数回トーマスの車両で運転するときがあるんです!

ホームページをみたら2022年は4-5月、6月、9月らしいです。息子を連れて行ったら喜ぶだろうな・・・もう帰国だから難しいけど。。


あと、鉄道駅のすぐ脇にお土産屋さんが何軒かあるのですが、そのうち一つがトーマス専用ショップになっていました。1歳半当時の息子にはまだトーマスブームが来ていなかったので何事もなく通過することができましたが、、今連れて行ったら大変なことになりそう。笑


大満足の機関車体験でした。


そのあとは、事前に調べておいたカフェで遅めのランチを。

”Speckled Hen”というお店。

どなたかのブログを見て、この鉄道の近くだったので来てみたのですが、、これが大正解。

私はパニーニ(手前)と夫はハンバーガー(奥)を注文。

まぁ、普通のアメリカンフードだよな~とさほど期待せず食べ始めたのですが、
これが、ものすごくおいしいハンバーガーだった!!!

夫のほうのハンバーガーが、たぶんアメリカで食べた中で一番おいしいハンバーガーでした。お肉の炭火?で焦げた香ばしい感じと、あと甘めのベーコンがとてもおいしいコンビネーションで最高。(語彙力…)

私のほうのパニーニも十分美味しかったですが、ハンバーガーのほうがインパクト大。


確かに、お昼を結構過ぎていたけど店内は地元客らしき人たちでほぼ満席。人気の店と思われます。周りを見てみると、甘そうなフレンチトースト?フルーツとクリーム大量みたいなのを注文している人が多かったです。人気商品なのかな。


あと、店内に子供コーナーみたいな一画があり、おままごとキッチンセットや、子供用のテーブルと椅子があったりして遊べるようになっていました。


お腹も満たされた昼下がり。天気も良くて(寒いけど)幸せだ。


次はアーミッシュの酪農家さんの販売所へ。

"GAP View Farm Market"

事前にどなたかのブログで調べておいた場所なのですが、ちゃんとgoogle mapにも載っていました。この牛のオブジェが目印ですね。

とーっても小さな販売所でしたが、乳製品のほか、卵、肉、瓶に入った保存食系のものもありました。夏には野菜も売ったりするのかな??

同じタイミングで常連客と思しき一般人のカップルがお店の方と話しながら買い物をしていました。

レジはアーミッシュの女の子。中学生くらいなのかな?笑顔がかわいくてほっこり。

我々は、生乳、バター、ヨーグルトの乳製品3種の神器を購入。

生乳はnon pasteurized なのでドキドキしながら飲みましたがお腹を壊すことなどなく大丈夫でした(一応息子にはあげませんでした)。そして、むちゃくちゃおいしい!!濃・厚! 生クリーム並みの濃さ。私は人生で飲んだ牛乳の中で一番おいしいと思いました。(さっきから”〇〇の中で一番おいしい”って連発してて胡散臭いけど、本当にそう思ったので仕方ない。)

ちなみに、飲み進めていくと途中から突然普通の牛乳の味に変わった・・・
よく見たらパッケージによく振ってから飲んでと書いてあります。
そう、上のほうに乳脂肪分の高い部分が上がってきていたのです。笑

まぁ、いずれにしろすごく美味しかったです。

バターとヨーグルトももちろん濃厚で美味(こちらはpasteurized)。


小さいころからこれを食べて育っているアーミッシュの子供たちが市販品を口にしたときにどう思うんだろう。


さて、夕方になってきたけどまだ時間があるので、再びkitchen kettle villageへ。

気になるお店に入ってみました。

チョコレートファッジのお店。レジのお兄さんがポーズ決めてくれました。
チョコファッジとチョコミントの薄いチョコレートを購入。チョコミン党の私としては本場アメリカのtheチョコミントが食べられて満足。ファッジはとても甘いですね。

ジャムと薬味のお店。広い店内にこれでもかというほどたくさんの瓶詰食品が並んでいました。
時間帯によっては店内のキッチンで作っている様子も見ることができるそうです。

家具屋さん。鳥小屋?

家具屋さんの子供部屋コーナー。こんな素敵なお家に住みたい・・・
木のおもちゃも充実していて、中古品?などはお手頃価格なものもありました。
思わず買いたくなったけど、グッとこらえて。。


疲れたので暗くなる前にホテルにいったん帰還。
夕飯は、私はアーミッシュのレストランに行きたかったのですが、評価が良いお店を何軒か調べたけど、オフシーズンで1月は休業していたりで断念。さらに夫がエスニック料理を食べたいとのことで、ランカスターのダウンタウンのベトナム料理屋に行きました。


3日目 ランカスター→PA Farm Show (ハリスバーグ)→ピッツバーグ

最終日は1日目に寄ったハリスバーグのPA Farm Showを再び訪問。
2022PA Farm Showという大きなイベントを見つつ、お昼を食べました。

クリスマスツリーの品評会や、

七面鳥のコンテスト、

こちらは牛のコンテスト。

そう、ありとあらゆるfarm animal、農産物の品評会が行われていました。このほかにも、ウサギ、アルパカ、馬、鶏、ヤギ、ヒツジetc....本当にいろいろな動物があちこちに。

こちらはバター1000 ポンド(450キロ)を使用したbutter sculpture。

品評会だけでなく、いろいろな組織がブースや展示を出していました。
大きなトラクターや家のガレージ、ジャガイモの山など、本当にいろんなものがあった。

お昼はあんまりお腹が空いていなかったので、こちらの2品のみ。
フライドポテトと奥のやつはPierogiesという餃子みたいなもの。中にはジャガイモマッシュと何か。バターの効いた玉ねぎソースがかかっています。


そんなこんなで無事に帰宅。


ちなみに、ランカスターのアーミッシュの村の観光を調べると、アーミッシュの農場や学校、お家を回るツアーが代表的で、私もそれを体験したかったのですが、1~2月あたりはオフシーズンでそういったツアーも休業しているところが多かったため今回は断念。

でも、機関車に乗って、バギーライドして、あとはやっているお店をちょこっと見れたらいいよね、ってことで行った旅行だったのですが、雪景色の田園風景と相まって想定外に心に残る旅となりました。(バギーライドはやっているところもあったけど、乗り物系は機関車で大満足だったので乗らず。)

夏になれば、まぶしい緑と花々の咲くまた違った美しい景色が見られるんだろうから、それはそれで行ってみたい、、と心残りです。またいつか来れたら・・・


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おまけ1

アーミッシュの方が経営しているお店はネットに情報があまり無いかな?(私が見つけられなかっただけかも)
事前にあんまり調べられなかったのですが、ホテルのチラシコーナーにたくさんチラシがありました。アイスクリーム屋さん、グローサリー、レストラン、木のおもちゃ屋さんなど、お店情報がたくさんあったのでチラシコーナーをチェックすることをおススメします。

(Intercourseの村の地図もあった。)

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おまけ2

1~2月あたりはオフシーズンのお店が多いです。(観光ツアーもレストランも)

行きたいところが開業しているか事前に要チェック!

あ、あとアーミッシュの人のお店に行くなら現金を持って行ったほうが安心。



以上、真冬のランカスターの旅でした。

留学帯同妻のバターナッツなアメリカ生活備忘録inピッツバーグ

アメリカ生活で経験したこと、学んだことを徒然なるままに記してまいりまする。

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