落水荘(Falling Water)

※先日日本へ帰国しましたが、まだ全部の旅を書き終えてないので引き続き細々と続けます。。


2022年5月上旬

ピッツバーグに住んでいる間に一度行っておきたかったところ、帰国間際に駆け込みで日帰り旅へ行ってきました。


落水荘(Falling Water)は、アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトの代表作とも言われている建築物で、2019年にはライトの米国内8つの建築作品群の一つとしてユネスコ世界遺産にも登録されたすごい建物なのです。

ピッツバーグ近郊、我が家からだと車で1時間半ほどの山奥にあるのですが、これが本当~に田舎の奥~のほうにあるんですね。ピッツバーグに住んでいなければ私の人生で行く機会は無かったことでしょう・・・


フランク・ロイド・ライトがピッツバーグにあった有名百貨店のオーナーであるカウフマンの依頼を受けて1936年頃設計、建築した別荘だそう。

川、というか滝の上に建てられているんですね。

川上側から見るとこんな感じで、

本当に川の上に建っている!!!
しかも、川に直接出られるようにリビングルームから川の水面に向かって階段が作られているんです。

ものすごい発想。

そして驚いたのが、バルコニーの手すりが低い!!身長162センチの私の腰下くらいだったかな?酔っぱらってorつまづいてフラッと行ったら、簡単に下に落ちてしまいそうなくらいの手すりの高さで、ちょっと怖かったです。
子供なんて危なくて絶対に目を離せません。

室内はインテリアが素敵な感じで、、こんな家に住みたい。

じつはここ落水荘、6歳以下は室内に入れないんです。
コロナ対策なのかな?と思っていましたが、実際に行ってみた感じだと、おそらく子供が触ったら大変なことになりそうなインテリアが室内にたくさんあるからなのかな?と思いました。

室内に入れなくても、ガラス張りが多いので中の様子は外からでも結構見えたし、
広い敷地の一部に落水荘がひっそり佇んでいる感じで、森の中を軽くハイキングするみたいな感じで歩くので、6歳以下連れで室内に入れなくても十分楽しめました。
逆に言うと、外を歩くので、気候の良い季節に行くのがおススメ。

こんな感じで、敷地内を散策。
写真右手には小川が流れていました。


散策路の始まりと終わりには、こんな感じのvisitor centor?みたいな建物があって、これもまた美しい建築。
こじんまりとしたカフェやミュージアムショップもありました。
トイレもすんごく綺麗。もちろん、おむつ替え台も完備。

料金ですが、1歳10か月児連れの我が家は、大人一人$15(6歳以下無料)のGrounds Passという室内に入らず外から見るだけのチケットを購入しました。(2022年5月時点では事前のオンライン予約&チケット購入が必要でした。) 

ガイドさんが解説してくれるFamily Field Tripというチケットもあって、こちらは一人$30。


滞在時間は、あまり止まらずゆっくり歩いて回って1時間半弱だったかな。
行くのは大変ですが、世界遺産だし、なにより森と美しい建築に感化されてとても充実したお出かけになりました。


さいごに、ちなみに、、この別荘の持ち主のカウフマン家のコックさんを長年していたElsie Henderson さんという女性がいるのですが、この方、晩年はなんとピッツバーグで我が家が住んでいたアパートに住んでいらしたそうなんです。しかも、我が家と同じフロアに数年前まで!

私がアパートに引っ越して来てまもなく、”今日は彼女の108歳の誕生日になるはずでした”というメッセージと共に、彼女が亡くなったときの新聞がアパートの掲示板に張り出されていました。107歳とは、、とても長生きされたんですね。


ごくごく普通のアパートなんですけど、そんな方が住んでいたと知ってなんだか嬉しくなったのでした。


おわり。

留学帯同妻のバターナッツなアメリカ生活備忘録inピッツバーグ

アメリカ生活で経験したこと、学んだことを徒然なるままに記してまいりまする。

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